【お客様名】 S様邸
【構造】木造平屋
【完成引き渡し】平成19年12月
S様、父:お父さま、母:お母さま
インタビュアー:大栄工業 尾:尾身
きっかけは、耐震診断でした。
尾:早速ですが、インタビュー宜しくお願いします。
S:よろしくお願いします。
尾:ではまず、家づくりを考えるきっかけを教えていただけませんでしょうか?
S:そうですね。きっかけは耐震診断をやったんですよね、区の方に来てもらって。
尾:はい。
S:で、全然問題なかったんですよ。問題なかったんですけど・・、まあ、やっぱり年齢もいっているのであったかい家がいいなぁと思いましてね。やっぱり昔の家は寒いから、とにかく家が寒かったですね。
母:そうね~。
尾:2階をほとんど使っていなかったっていうのもありますよね?
母:そう、使ってなくて大変だったの。正直言うと、これは大きすぎる。
尾:いまでもそう思います?
母:そうね~。
S:ハハッ
母:もっと小っちゃくてよかった。向こうから丸見えでしょ。どこか隠れた部屋があると良かったんだけど・・(笑)
尾:コンパクトに?
母:そう、でも、結果的な使い心地は凄くいいですよ。
尾:ありがとうございます。
お父様とお母様が住みやすくが目的でした。
尾:そうすると耐震から入られたとのことでしたが、やっぱり一番はお父様とお母様が住みやすくが目的だったんですね。
S:そうですね、以前の家は増築をしていたのですが、なんかこうね~まとまりが無いっていうんですかね・・・。増築前は結構、それなりのコンパクトさがあったんですよ。でも、増築してなんか品がなくなったっていうか…(笑)。
母:そうなんですよね。
尾:で、こっちに増築したんでしたっけ?
S:こっちに増築して、向こうも大きくしたんですよ。
尾:もともとは2階建てですよね。
S:そう、2階建て部分は全く変えないで、1階部分を広くしたんです。
母:私の母が隣に住んでいて、一緒に住むことになって増築したんだけど、一か所だけじゃ済まなかったのよね。横に部屋をとるだけのつもりだったんだけど大きくなっちゃった。
理想は、昔ながらの家と現代風の雰囲気の融合
尾:そんなことをお考えの中で、理想とする家の形状とかイメージはありましたか?
S:それはもちろんありました。やっぱり庇とか屋根がきれいに見える。昔ながらの家なんだけど、そうしていながらちょっと現代風の雰囲気もある、みたいな。その辺は最初に結構ね、話しをしましたよね。
尾:そうでしたね。外観はとてもシンプルですもんね。
匠の会がいいよって、紹介をもらったんです。
尾:参考にした家など、具体的なイメージもあったのでしょうか?
S:はい、それはかなりあって、これが面白い話しになるんですけど…
家づくりを考えている時、私いつも現場廻りしながらいろんな家を眺めていたんです。やがて「この家いいな~」と思って気になっていた家を見つけたんですよ。
一方で、上司にも家づくりの相談をしていたんです。話しているうちに、「じゃ、実際に最近の家を見てみよう」というなって、私が「いいな~と思ってた家」を紹介すると、なんとその家が上司と知り合いの方だったらしくて。同じ会社の方だったんです。こんな偶然があるのかと驚きましたよ(笑)
尾:へぇ~。
S:それで、その家を何回か家を見せてもらって。同じ平屋なんですけど、洋風でおしゃれな外観だったんですよ。
尾:すごいつながりですよね~。
S:ほんと不思議だな~と思いましたよ。
設計士さんが色々と話しを聞いてくれたのが良かった。
尾:家を建てられる前に悩まれたことは?
S:2人の意見(ご両親)を聞きながら好きなように進めていたので特にはないですね。
母:設計士さんがまたよかったよね。
S:岩尾さん(設計士)を紹介してもらったのがよかったですよ。
母:設計士さんがちゃんと私たちの話しを聞いてくれて。普通は意見は抑えられちゃうとも聞いてたけど。
S:そうだね。色々と話し聞いてくれたよね。ただ、拘るところは凄かったけど(笑)
やっぱり、どこに頼んでいいかはわからないものですよね。
尾:匠の会を知るきっかけは…
S:家づくりを相談していた上司からの紹介です。上司も家を建てたばっかりで、地元の工務店で建てたんだけど色々と詳しく知ってて、結果的に匠の会のことをすすめてもらったんです。
自分はどこに頼めばいいのかさっぱりわからない状態でしたから、助かりました。
尾:やっぱりどこに頼んでいいのかはわからないものですよね。一般的に思いつくのはハウスメーカーとかのイメージでしょうか…
S:いやいや、全然私はそういうのが無くて、画一的な感じがいやでね…
でも、とは言え、工務店はどこに頼んでいいかわからなったな~。
尾:お声かけいただいて弊社がお伺いしましたが他にもお話しを聞いたりされてたんですか?
S:全くなんですよ。ほんと言うと、匠の会の仕組みも良くわからなってなくて(笑)
セミナーに参加して、その後すぐに資料をもって来られたのでだんだん知るようになっていったという感じですね。
実は当初はあんまり積極的ではなかったんですよ、とりあえず様子見というか。でも、直接お話しするをするようになって、何となくですけど、じゃ具体的に進めるか~となりましたよ(笑)
決め手は、基本設計が決まるまでのところまでの間を、ちゃんと対応して頂いたからかな、もちろん仕様も良かったしね。
あそこでちゃんと対応してくれたのは大きかったですね。
尾:途中で萎えそうなことはありましたか?
S:それはやっぱり、基礎工事の時ですよ~。ヒビが入っ時は驚きましたね…。でも、あそこでちゃんと対応してくれたのは大きかったですね。あのまま進められちゃうと、穏やかじゃなかったです(笑)それ意外は特にないな~。
尾:お住まいになってからの感想はいかがでしょうか?
父:とにかくね、冬、家があったかくて過ごしやすいよね。
母:長生きしそうねって二人で言ってるの(笑)家全体があったかくて。
尾:匠の会(大栄工業)で建てると幸せになりそうな人はどんな人ですか?
S:もともと住んでた人がこだわりを持って建替えようという方にはいいと思いますよ。ただ、家づくりに手間をかけることを惜しむような方じゃぁ、ダメかな。
尾:その人へ一言のアドバイスをするとしたら?
S:やっぱり、打合せを面倒くさらずにやることだね。時間的なものもあるんだけど、特に基本設計のところを妥協せずにすすめることだと思いますよ。
地域柄、土地柄も考えるとね
尾:さすが、専門的で具体的なご意見ですね。またもう一回、家を建てるとなるとどうですか?
S:もう、この家が一番いいですね。今の条件であればね。家族構成とか変われば色々とあるでしょうが。
父:地域とか地形が狭いから防犯とか、窓がないとか窓を上手くつくるとか色々とあるでしょう。
母:裏側の窓は中々いいですよ。
S:それはこだわったんだよ。南北に風が抜けるように考えて。やっぱりね、風通し良くないと息苦しいですからね。
母:大きな窓がなくても十分よね。
尾:風通しは打合せ時にSさんがこだわってましたよね。
S:簡単なプランだから、簡単に窓とか配置でできそうと思ったんだけど、ひとつでも間取りを間違えるとうまくいかなくて。ガタガタガタって崩れておかしくなっちゃうんですよね。
お気に入りはダイニングテーブル廻り
尾:お母様、この住まいで一番のお気に入りはどこですか?
母:この辺りかな(ダイニングテーブル廻り)。最初は玄関入ってすぐのところで食事するなんて想像つかなかったの。
S:あ~、なんか言ってたな。俺が勝手に決めたとかなんとかで(笑)
母:年のせいもあるかもしれないけど、今はキッチンとのこの距離がとってもいいの。
S:玄関からの動きとキッチンやお風呂なんかも動線が短くなるように考えて端っこに置かない様にしたんだよ。
尾:私から見ても、S彦さんが計画中から色々と考えられたものに設計士の力とうまく相まって、良いお住まいになったと思います。お父様とお母様が快適に暮らし頂いているのが何よりですね。
今日は、お時間頂いてありがとうございました。