匠の役割〜家守り〜〔全13話〕
第十二話【家守り】内装材(床)について
第十一話【家守り】給排水(配管)について
第十話【家守り】建具(内装建具)について
今回は家の中に使われている内装建具です。
日頃より使用頻度が高い為に建具の取っ手や建入調整等のお手入れが頻繁に必要な部位です。しっかりお手入れしないで不具合が生じたまま使い続ける事で、建具の破損や床や枠等他の部位を傷つけてしまうので注意が必要です。
引き戸、開き戸、折り戸のお手入れと注意事項
・引き戸、引き違い戸
建具と方立の上下での隙間が違ってきた場合、戸車の調整や上釣り金物の調整が必要です。(床などを傷付けてしまう場合があります)
建具の反りが原因で建具同士が当たっていたり、方立に建具が当たっていないか? オートクローザーや鍵が付いている場合、作動状態を見て調整する必要があります。
第九話【家守り】建具(外部サッシ)について
今回は、建物内への人や風、光の出入り口の外部サッシと内装建具についてのお手入れについて考えてみましょう。
外部サッシは、開口部として室内への人の出入りや風、光を取り込みながら、時には風雨を防ぐという相反する二面性の役割をもつ部位です。
雨戸や網戸と併用して使われる事も多く、しっかりお手入れをしないと台風の時などに外れてしまい大変危険です。
日頃から開閉動作を繰り返している部位なので、普段のお手入れと異常動作に早く気付く事が重要です
ここでは多く使用されている引き違いサッシと上げ下げサッシについて書きます。
第八話【家守り】シロアリについて ※画像閲覧注意・シロアリ画像あり※
今回は、みなさまの大切な財産の【家】を食糧にしてしまうシロアリについてです。
長い間放置すれば建物の構造にも支障をきたす恐れのある生き物です。
その特性を知り、気を付けなければならない事を考えてみましょう。
シロアリには大きく分けて地下型と飛来型の2種類がいます。
第七話【家守り】住まいのメンテナンス~外壁のメンテナンス②
前回の外壁のメンテナンスのモルタル編に続き、
今回はサイディングの外壁に関するメンテナンスについて書いてみたいと思います。
サイディングの外壁には大きく分けて、
①窯業系サイディング
②金属系サイディング
③樹脂系サイディング
④木質系サイディング
の4種類があります。今回はその中でも、多く採用されている窯業系サイディング、金属系サイディングのメンテナンスについて話です。
第六話【家守り】住まいのメンテナンス~外壁のメンテナンス①~
壁のメンテナンス:1 (モルタル編)
大切な【家】を雨、風から守る重要な役割がある外壁が今回のテーマです。
屋根と同じく直接、風雨や太陽光、外気の寒暖にさらされ劣化の激しい部位です。定期的な点検やメンテナンスを怠ると、雨漏りが起こり【家】にダメージを与えることにつながります。
今回は一般的に多く普及しているモルタル下地、吹付塗装仕上げの外壁メンテナンスについて書いてみたいと思います。
第五話【家守り】防水のメンテナンス
大切な【家】を雨、風から守る重要な役割があるベランダ防水が今回のテーマです。
屋根と同じく直接、風雨や太陽光、外気の寒暖にさらされ劣化の激しい部位です。屋根と大きく違うのは勾配が緩い事、人が乗ったりする事です。定期的な点検やメンテナンスを怠ると、雨漏りが起こり【家】にダメージを与え、それに伴う補修費がかさむ事につながります。
今回は、ベランダ防水について解説していきます。
木造住宅のベランダ防水の種類には大きく分けて3種類あります。
第四話【家守り】屋根のメンテナンス
大切な【家】を雨や風から守る重要な役割をしている「屋根」が今回のテーマです。
屋根は直接、風雨や太陽光、外気の寒暖にさらされ劣化の激しい部位です。定期的な点検やメンテナンスを怠ると、雨漏りが起こり【家】にダメージを与え、それに伴う補修費がかさむ事につながります。
ここでは一般的な3種類の屋根のメンテナンスついて説明していきたいと思います。
第三話【家守り】住まいのメンテナンス~住まいのチェックリスト~
住まいのチェックリスト
大切な財産の【家】を維持していくうえで、メンテナンスは大切なことです。
しかし壊れて動かなくなってからだと修理やメンテナンスでは直す事ができずに、
交換しなければならない場合など、費用が高額になってしまう場合があります。
こうなってしまう前に日頃から建物に住んでいる方がチェックをおこない、
簡単なメンテナンスを行ったり、
使い方の工夫を行うことにより【家】の修繕費を抑えるうえで大切なことだと考えられます。
参考までに一つ、
私たち匠の会会員社が定期メンテナンスで伺うときに使っている、
チェックリスト【家守シート】をご紹介いたします。
第二話【家守り】住まいのメンテナンス~メンテナンスのスケジュール~
メンテナンスのスケジュール
大切な財産である建物を長く住み続けるには、定期的な点検とメンテナンスが必要になります。例えば、屋根や外壁の張替や塗り替え、水廻り製品のメンテナンス・交換、防蟻処理等のシロアリ対策、内装のリニューアル等、様々な事柄は発生してきます。
今回は、どの位のスケジュールでメンテナンスを行えば良いかをお話しします。
第一話【家守り】住まいのメンテナンス①〜家守りとは?〜
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百年住宅を提唱する匠の会会員工務店は家を造るだけではなく、
その家を見守る役目【家守り】が大切な事だと認識しています。
これから全13話にて、
家を建ててから大切なメンテナンスの情報をお届けいたします。
第一話は「工務店の行う家守りとは?」どうぞご覧ください。
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家守りとは
今ではアフターフォローという言葉も使いますが、昔は【家守り】と呼んで、地域の家はその地域の大工さんが守っていました。地元の工務店の家づくりでは、人と人との絆。
“私の家は「あの人」見てくれるから!”
そんな安心感を提供したい!そのような思いで【家守り】をしています。