蚊に刺されたら皮膚が痒くなって腫れるのはどうしてでしょうか。
これは一種のアレルギー反応だと言われています。蚊が人を刺す時には、口の先にある針を皮膚に刺し(この針は6本あります)、血管から血を吸い上げる時に、自分の唾液をヒトの血管に注入します。これは、自分の唾液と混ざった血液を吸うことで血液が固まらないようにするためだと言われています。
蚊に刺された後に痒くなったり、腫れるのは、蚊の唾液という異物が体内に注入されることによるアレルギー反応が生じるからです。
症状の改善方法は?
ちなみに腫れ方にも二種類あり、刺された直後から赤くなったりふくれたりする「即時型」は、1〜2時間で症状が治まるケースが多く、冷やしたり、メントールの入った塗布薬で症状が改善します。
一方、1〜2日後に反応が現れる「遅延型」は、血管の周囲に炎症が起こって、炎症が起きた周囲の皮膚が硬くなり、痛みを伴います。遅延型は主に乳幼児に見られがちで、蚊に刺され慣れないことから反応が大きくなるようです。
症状をひどくしないために
痒くなった時に掻きむしると、炎症が起こって化膿したり、「とびひ」になるなど、症状が悪化するので、患部を清潔にする、薬を塗る、冷やすなどして、あまり掻かないようにしましょう。