日本にいる代表的な蚊は、「アカイエカ」「チカイエカ」と、ヤブ蚊の一種である「ヒトスジシマカ」です。
このうち、家の中に入ってくるアカイエカは、主に夕方から明け方にかけて活動します。夜寝ている室内で「ブ〜ン」という不快な音は、蚊の鳴き声ではなく実は羽音なのですが、人間にとって不快な周波数でよく耳につくと言われます。アカイエカは20〜30度で活発に活動するので、冷房の効いた室内でも生息します。また、主にビルの地下などに生息するチカイエカは、低音に強いので、冬季でも活動します。
一般にヤブ蚊と言われる「ヒトスジシマカ」は、25〜30度の気温を好み、明け方から昼前にかけてと、夕方から夜間にかけて活動が活発になります。真昼に活動しないわけではないのですが、気温が30度以上になると活動が鈍化するため、昼間の時間帯は夕方よりも発生しにくいということができそうです。