第三話【家守り】住まいのメンテナンス~住まいのチェックリスト~

 

住まいのチェックリスト 

大切な財産の【家】を維持していくうえで、メンテナンスは大切なことです。
しかし壊れて動かなくなってからだと修理やメンテナンスでは直す事ができずに、
交換しなければならない場合など、費用が高額になってしまう場合があります。

こうなってしまう前に日頃から建物に住んでいる方がチェックをおこない、
簡単なメンテナンスを行ったり、
使い方の工夫を行うことにより【家】の修繕費を抑えるうえで大切なことだと考えられます。

参考までに一つ、
私たち匠の会会員社が定期メンテナンスで伺うときに使っている、
チェックリスト【家守シート】をご紹介いたします。

 

 

 

しかし、ここに書かれているチェックリストの内容は、
プロがチェックをすることが想定されていることもあり、
各部位の名称だけ書かれいるため簡略化されていて、
具体的にどのようなチェックを行なうか等は明記されていません。

そこで、一般の方でもご自宅がチェックできるよう、
以降の回で、詳細をお伝えしたいと思います。

今回は、その前段のお話として、
チェックをして“よくある”改善点について、お伝えしたいと思います。

【家】には使用頻度の高いものから、
季節毎にしか使用しないものまで建物には様々な資材や機材が使われています。
そのような詳しい知識がない人がどのようにチェックしたら良いのか?
難しいことのように思われますが、実は普段と違う違和感から感じ取ることができるものも多くあります。

ガタつきや擦れ、傾き、動作音などが良い例です。
これを室内片開きドアであてはめると

・ドアのレバーハンドルがグラグラする
・ドアを開け閉めするとキイキイ音がする、床にこすれる
・鍵がかからなくなった、ラッチがかからなくなった

等がありますが、上記内容だとドライバーで調整するだけで直る事例が多いと思われますが放置して使い続けると

・レバーハンドルの止付け金具、部材が破損し交換しなければならなくなる
・ドアの止付けビス等の緩みにより建具が傾き床にぶつかっていて床や建具に傷ができてしまう

等の事例があり、修理や交換に費用が発生してしまいます。
こうなる前に早めに違和感に気づき、調整などを行うことが大切なことかもしれません。

次回より各部位ごとのチェックリスト、
使用時やメンテナンスの豆知識などについて書いていきたいと思います。

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匠の会、家づくりの学び場では、家のメンテナンスに関する情報をみなさなにご提供させて頂き、自分の家を少しでも良い状態で末永く住まい続ける基本的な知識を身に着けて頂ければ幸いです。

次回は「屋根のメンテナンス」についてお話いたしますので、お楽しみにして下さい。

 

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